土浦市議会 > 2022-03-09 >
03月09日-04号

  • "徳島県"(/)
ツイート シェア
  1. 土浦市議会 2022-03-09
    03月09日-04号


    取得元: 土浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-22
    令和4年 第1回 定例会令和4年第1回土浦市議会定例会会議録(第4号)=======================令和4年3月9日(水曜日)議事日程(第4号) 令和4年第1回土浦市議会定例会 令和4年3月9日・午前10時第 1        一般質問第 2 議案第27号 令和3年度土浦市一般会計補正予算(第16回)第 3 議案第28号 令和3年度土浦市駐車場事業特別会計補正予算(第1回)第 4 議案第29号 令和3年度土浦市国民健康保険特別会計補正予算(第3回)第 5 議案第30号 令和3年度土浦市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2回)第 6 議案第31号 令和3年度土浦市介護保険特別会計補正予算(第4回)第 7 議案第32号 令和3年度土浦市水道事業会計補正予算(第2回)第 8 議案第 2号 土浦市職員定数条例の一部改正について第 9 議案第 3号 土浦市基金設置条例の一部改正について第10 議案第 4号 土浦市国民健康保険税条例の一部改正について第11 議案第 5号 土浦市放課後児童クラブ条例の一部改正について第12 議案第 6号 土浦市下水道条例の一部改正について第13 議案第 7号 土浦市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について第14 議案第 8号 土浦市押印を求める手続の見直し等のための関係条例の整備に関する条例の制定について第15 議案第 9号 土浦市督促手数料の廃止のための関係条例の整備に関する条例の制定について第16 議案第10号 土浦市条例の読点の表記を改める条例の制定について第17 議案第11号 土浦市教育職員退職年金及び退職一時金に関する条例及び土浦市職員退職年金条例の廃止について第18 議案第12号 第9次土浦市総合計画基本構想を定めることについて第19 議案第13号 令和4年度土浦市一般会計予算第20 議案第14号 令和4年度土浦市公共用地先行取得事業特別会計予算第21 議案第15号 令和4年度土浦市駐車場事業特別会計予算第22 議案第16号 令和4年度土浦市国民健康保険特別会計予算第23 議案第17号 令和4年度土浦市後期高齢者医療特別会計予算第24 議案第18号 令和4年度土浦市介護保険特別会計予算第25 議案第19号 令和4年度土浦市農業集落排水事業特別会計予算第26 議案第20号 令和4年度土浦市下水道事業会計予算第27 議案第21号 令和4年度土浦市水道事業会計予算第28 議案第23号 市道の路線の認定について第29 議案第24号 市道の路線の廃止について第30 議案第25号 市の境界変更について第31 議案第26号 市の境界変更に伴う財産処分に関する協議について第32        休会の件  ──────────────────────本日の会議に付した案件 日程第1  一般質問 日程第2  議案第27号ないし日程第31 議案第26号 日程第32 休会の件  ──────────────────────出席議員(23名)   1番      目黒英一議員   2番      平石勝司議員   3番      吉田千鶴子議員   4番      福田一夫議員   6番      久松 猛議員   7番      奥谷 崇議員   8番      矢口勝雄議員   9番      勝田達也議員  10番      塚原圭二議員  11番      島岡宏明議員  12番      今野貴子議員  13番      下村壽郎議員  14番      鈴木一彦議員  15番      小坂 博議員  16番      篠塚昌毅議員  17番      柴原伊一郎議員  18番      海老原一郎議員  19番      柳澤 明議員  20番      矢口 清議員  21番      吉田博史議員  22番      寺内 充議員  23番      柏村忠志議員  24番      内田卓男議員  ──────────────────────欠席議員(1名)   5番      田子優奈議員  ──────────────────────説明のため出席した者  市長       安藤真理子君  副市長      東郷和男君  副市長      栗原正夫君  教育長      入野浩美君  市長公室長    川村正明君  市民生活部長   塚本隆行君  保健福祉部長   塚本哲生君  こども未来部長  加藤史子君  産業経済部長   佐藤 亨君  都市政策部長   船沢一郎君  建設部長     岡田美徳君  教育部長     望月亮一君  消防長      鈴木和徳君  財政課長     山口正通君  ──────────────────────事務局職員出席者  局長       小松澤文雄君  次長       天貝健一君  係長       小野 聡君  主任       津久井麻美子君  主任       松本裕司君  主幹       鈴木優大君  ──────────────────────   午前10時00分開議 ○議長(小坂博議員) おはようございます。 ただいま出席議員は23名で議会は成立いたしました。 よって,これより本日の会議を開きます。  ────────────────────── △欠席議員の報告 ○議長(小坂博議員) 本日の欠席議員を申し上げます。   5番 田 子 優 奈 議員 以上1名の方が欠席でございます。  ────────────────────── ○議長(小坂博議員) 本日の議事日程につきましては配付してございます議事日程(第4号)のとおり議事を進めたいと存じますので御了承願います。  ────────────────────── △日程第1.一般質問 ○議長(小坂博議員) それでは,これより議事日程に入ります。 一般質問を続行いたします。 16番篠塚昌毅議員。  〔16番 篠塚昌毅議員登壇〕 ◆16番(篠塚昌毅議員) おはようございます。郁政クラブの篠塚でございます。 通告に従いまして一般質問を始めさせていただきます。 まず最初に,日本一のれんこん産地である本市のれんこんを積極的にアピールし,農産物のブランド化による農業の振興と地域活性化を推進する,日本一のれんこん担当について質問いたします。 昨年,2021年8月31日に,農林水産省より2019年のれんこん収穫量が発表されました。それによりますと,第1位は茨城県2万8,600トン,第2位が佐賀県5,120トン,第3位が徳島県4,840トン,第4位が愛知県3,030トン,第5位が山口県2,720トン,第6位熊本県2,000トン,第7位岡山県1,430トン,第8位が兵庫県474トンと,国内のれんこん生産全国8つの県で生産され,総収穫量は5万5,000トンで,日本の収穫量の52パーセントが茨城県で生産されています。 茨城県内の収穫量2万8,600トンのほとんどが霞ケ浦周辺の市町村で,中でも土浦市が最多の生産量であります。本市がれんこん日本一の称号を名乗るべきだと思います。しかし,本市がれんこん日本一の称号を冠とするためには,生産量や出荷量だけではなく,味はもとより,品質の向上,商品管理の向上,販売力の向上,ブランド化などなど,全ての面で土浦のれんこんが日本一であるということが証明されて,初めてれんこん日本一の称号を得ることができるのではないかと思います。 そこで,お伺いいたします。令和4年度から新設される日本一のれんこん担当に関する次の点についてお答えください。 最初に,担当部局の役割についてお伺いします。生産者からの様々な問合せや相談に対応するワンストップサービスの窓口となるであろう部署だと思いますが,担当者の役割についてお答えください。 2点目に,日本一のれんこん担当として,現在検討している事業はありますか,あれば教えていただきたい。 3点目は,土浦認定ブランドとの関わり方についてです。土浦認定ブランド品の多くの商品にれんこんが使用されています。これら認定された商品の販売強化などを実施する担当になるのでしょうか,お伺いをいたします。 つぎに,民間と連携した新たな商品開発についてお伺いいたします。 先ほど述べたように,土浦認定ブランド商品の多くは,れんこんが材料に使用されています。今後も民間事業者と協力して新たな商品開発を実施していくのでしょうか。例えば,土浦産常陸秋そばを使った材料で造ったそば焼酎土浦小町」のように,れんこんを材料としたれんこん焼酎などを生産することを企画検討しているのでしょうか,お伺いいたします。 最後に,生産者との関わり方についてお伺いします。 今,生産者を悩ませているのは,レンコンネモグリセンチュウによって,れんこん可食部に黒点等が生じて,商品価値を低下させる黒皮症などの病気を引き起こす害虫の被害と,水鳥による食害だと思います。被害に遭ったれんこんは出荷ができなくなるので,生産者にとっては悩ましい大きな問題となっています。これらの問題に対して,担当者はどのように関わっていくのかをお伺いいたします。 大きな2番目の質問をいたします。 道路の不具合などを発見したときに,損傷箇所の写真と地図情報付きで通報できる,スマホのアプリを利用した通報サービスを本市で導入することについてお伺いいたします。 道路管理を担当する部署には,毎日のように様々な道路の不具合に関する通報があると思います。例えば,道路に亀裂がある,穴が空いている,道路上の水たまりがひどい,ガードレールが損傷している。また,街路樹が折れて道路を塞いでいるなどなど,道路の維持管理に関わる苦情や要望,意見等が担当課に寄せられているのではないでしょうか。担当職員の皆様は,これらの情報を基に,現場を確認し,破損箇所の補修や改修計画を作成し,道路の安全管理を実施していることと存じます。市に寄せられる道路の不具合などの情報のほとんどが電話による通報であるため,場所や状況を把握するのに時間が掛かり,破損箇所改修工事が遅れる事態が発生することがあるのではないでしょうか。道路を管理する自治体のほとんどが,この問題に頭を悩ませている状況だと推測されます。 そこで,問題の解決方法の1つの手段として,スマートフォンアプリ道路通報システムを導入する自治体が増えているようです。既にこのシステムを導入している埼玉県熊谷市のホームページから抜粋して紹介いたしますと,通報の流れとして,1,アプリをインストールし,登録します。2,道路に損傷箇所を見つけたら,アプリを起動します。3,現場の写真を撮り,コメントなどを入力して送信します。4,通報を受けた市の担当課が,補修などの対応を行いますと記載されています。ほかにも,宮城県気仙沼市でも同様のシステムを導入しています。それから,神奈川県座間市では,「なおしてざまりん」という名称を付けて活用しています。また,神奈川県相模原市では,「パッ!撮るん。」という名称でアプリを使用しています。東京でも東京大学などが中心となって開発した「My City Report for citizens」というスマートフォンアプリを用いています。スマートフォンのカメラとGPSを利用して,都民の皆様に投稿をお願いし,都民と協働で道路管理の実現を目指しているようです。 本市でもこのようなスマートフォンアプリを活用した道路通報システムを導入してはいかがでしょうか。御答弁をお願いいたします。 以上で質問を終わります。 ○議長(小坂博議員) 市長。  〔市長 安藤真理子君登壇〕 ◎市長(安藤真理子君) おはようございます。 篠塚議員には日本一のれんこん担当の設置に関して御質問いただきました。私からは御質問の1点目,新年度産声を上げることとなった日本一のれんこん担当の役割,そして私の思いをお答えさせていただきます。 御存じのように本市も含めた茨城のれんこんは,きめ細かい肌を持ち,白く美しく,軟らかい肉質でほんのりと甘みがあり,そして歯応えもしゃきしゃきととてもおいしい,高品質であることから,東京中央卸売市場をはじめ,全国的に広く流通し高い評価を得ております。これは生産農家の皆さんが,丹精込めて栽培し,氷の張る厳しい寒さの中で,水圧を使って大事に優しく掘り取って,新鮮な状態で出荷されている努力のたまものだと思います。 議員から御紹介ありましたように,茨城県は全国1位のれんこん生産実績を誇ります。その中でも本市は,県内最大栽培面積を有しており,県内多くの方が,土浦市といえば花火やマラソン,そして,れんこんというイメージを持っていただいていると思います。 本市のれんこん生産量全国トップでございます。しかしながら,昨今の米の買取り価格低下や,農作物としての収益性の高さなどから,転作作物として,れんこん栽培に取り組む農業者が市内外,県内外にも増えております。さらに,全国ではレンコン街道として栽培している農地自体を観光スポット化したり,加賀れんこん岩国れんこんのように,産地名を冠としてブランド化を図るなど,他産地との差別化を図る取組が行われ,産地間競争の様相を呈してきております。 よって,生産量日本一の座に甘んじることなく,全国に広く,土浦市イコールれんこんをPRすることはもちろん,現在抱えるれんこん生産に係る様々な課題に対応し,真のれんこん日本一を堅持する,その役割を担う,そのために日本一のれんこん担当産業経済部農林水産課に設置することといたしました。さらには,他の農作物のPRにもつなげて,土浦市の農産物はこんなにすばらしいと広く内外に認知していただき,土浦の農業はもうかる農業だと,そういうことを実現できるようにしていきたいと考えております。 そのためには議員の皆様をはじめ,生産者の方,消費者となる市民の皆様,国,県,さらにはJA等を中心とした販売流通に携わる方々と連携を図り,土浦市一丸となってれんこん日本一を盛り上げ,土浦を日本一元気にしたいと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。 私からは以上でございます。 ○議長(小坂博議員) 産業経済部長。  〔産業経済部長 佐藤亨君登壇〕 ◎産業経済部長(佐藤亨君) おはようございます。議員に御頂戴いただきました日本一のれんこん担当について5点,いただきましたが,私からは2点目から順次御答弁させていただきたいと思います。 まず御質問の2点目でございますが,れんこん担当を設置しての現在検討している事業,こういったものがあるかどうかということでございます。 まず現在本市を中心に広域で行っております,11月のれんこんフェアというのもございますが,この事業は今までどおりPRを強化して継続していくということとともに,市のシティプロモーション部門などとも連携して,様々な媒体を活用しまして,まずは,本市に日本一のれんこん担当が誕生したことをアピールするとともに,改めて,市長からもありましたが,市民の方や生産者の方をはじめ国,県,それからJAなどと連携して,れんこん日本一を全国に向けて発信する事業を検討し,さらに図ってまいりたいと考えております。 それから3点目になりますが,土浦ブランドとの関わりについてでございます。 こちらはれんこんとして既に土浦ブランド品として認定を受けており,れんこんを使ったレシピの紹介,ブランドメニューですね。それかられんこん加工品などの紹介というのは行っているところでございます。今後はこれらの取組を強化するとともに,さらなるPRによりれんこんの他のブランド認定品との相乗効果を図ってまいりたいと存じ上げます。 それから4点目でございます。民間と連携した新たな商品開発ということでございます。 現在におきましてもれんこんを使用した加工品は御案内のとおりたくさんございます。今後は,さらに多くの方にれんこんといえば土浦と認知していただけるような民間事業者のほか,さらには柔軟な思考で,様々なアイデアを秘めている小中高生,それから学生さんなどの若い方と協働しまして,魅力的な食材として広く受け入れてもらえるような,できれば商品開発を行っていければと考えているところでございます。 また,御質問いただきましたれんこん焼酎でございますが,こちらについては議員から御案内ありましたそば焼酎の「土浦小町」ですね。こちらは,御好評を得ておりますが,この取組を参考に蔵元さんなどの意見を聞きながら,いわゆる6次産業化などにつなげられるよう検討してまいりたいと思います。 最後でございますが5点目の生産者の方との関わり方でございますが,こちら御質問いただいたように,れんこんの生産におきましてはれんこんの病害虫ですね。それから鳥獣害問題,鳥とかイノシシですね。生産者の方は高品質のれんこんを生産するためには,大変な御苦労をされているというところでございます。 れんこん産地として真の日本一となるためにはこれらの課題解決に向けて,れんこんに関わる全ての方が土浦市のれんこんが日本一であると誇れるような環境づくりが重要であると思われますことから,市長からもありましたように,れんこん生産に関わる様々な課題等につきましては,本日本一のれんこん担当が中心となり,解決の方法を含め,最新の情報を収集,そして検証しまして,生産者の方のみならず,出荷業者の方,店舗の方,それから,消費者の方などに,それをフィードバックしつつ直接御意見を伺い,さらに国,県など各方面と連携し,いわゆる官民一体となって対策を講じていきたいと考えているところでございます。 市といたしましては,議員からもありましたように生産量のみならず,味や品質,商品管理,販売力,それからブランド力,こういったものをどの角度からも,本市が日本一のれんこん産地であることを誇れるように,常に多方面にアプローチを行い,プロモーション課題解決,これを両輪に,市長と本担当が先陣を切って,日本一のれんこんを広く発信していきたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(小坂博議員) 建設部長。  〔建設部長 岡田美徳君登壇〕 ◎建設部長岡田美徳君) おはようございます。 私からは篠塚議員御質問の大きな2番,スマートフォンを利用した道路通報アプリの導入についてお答えいたします。 現在本市が管理する道路は約1,530キロメートルに及び,舗装率は78パーセントとなっております。この道路の管理につきましては,道路補修事務所職員が毎日パトロールを行っているほか,建設部職員による安全パトロールを市内を北部と南部,旧新治の3地区に分け,隔週で道路保全の発生が多い箇所や,交通量が多い路線を重点的に,道路パトロールを実施しております。 また,一般市民の皆様からの連絡による対応のほか,本市と土浦郵便局土浦市区新聞販売店主会など18事業者と,要援護者見守り活動等の協力による協定を締結しており,この協定の中には,道路関係などのライフラインに関する内容も入っており,業務中に公道の陥没や倒木などの異常を発見したとき,速やかに市へ連絡していただいております。 さらに,日頃から町内の見回りを実施していただいております自主防犯パトロール隊の皆様からも危険箇所の連絡などをいただくなど,様々な方法で早期に危険箇所を発見し,補修工事等を実施して,事故防止に努めているところでございます。 しかし,市に寄せられる道路の不具合などの連絡は,ほとんどが電話連絡による連絡であるため,位置や損傷の状況などが伝わりにくい課題もあり,迅速な対応に苦慮している状況でございます。 議員御提案のスマートフォンを利用した道路通報アプリにつきましては,道路の損傷や不具合を,スマートフォンのカメラとGPSを利用して投稿する機能を備えたものもあり,投稿いただいた情報には,道路の不具合箇所位置情報が付された写真データが記載され,損傷状況が職場にいながら分かるため,補修などに必要な準備をして現場に向かい,迅速に対応することが可能になり,現在,市民の皆様から電話等で寄せられた情報がこのアプリにより保管され,対応の効率化が図られることも考えられます。このような自治体向け通報ソリューションや,アプリ等で住民から道路の不具合のみならず多くの公共施設等の様々な不具合,損傷状況危険箇所などの連絡を受け付けることが可能となっております。 今後は,先進的な事例の研究や課題の整理を行い,システムの導入の可能性については,関連する部署と調整を図りながら検討してまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。 以上でございますが,ただいまの答弁が私の最後の答弁となります。建設部長として3年間ではございましたが,議員の皆様には大変お世話になり,心より感謝申し上げます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(小坂博議員) 16番篠塚昌毅議員。  〔16番 篠塚昌毅議員登壇〕 ◆16番(篠塚昌毅議員) スマートフォン道路通報アプリについては,調査研究をしていくということでしたので,1,530キロメートルの道路管理,大変でございました。 また,岡田部長,本当にお疲れさまでございました。長い間,お疲れさまでした。そして,議会事務局の局長の小松澤局長も今年で終わられるという,本当にお疲れさまでした。また,今年で定年される職員の皆様,本当に長い間,土浦市に御尽力ありがとうございました。 再質問をさせていただきます。れんこんについて再質問させていただきます。 日本一のれんこん担当の看板を掲げるのですから,担当者に全てを任せるのではなく,土浦市役所の総力を結集して,名実とも土浦のれんこんが日本一と称されるよう,様々な事業に取り組んでいただきたいと思います。 再質問ですが,最初に,水鳥などの鳥獣の被害に関してです。平成31年に3か年計画として本市とお隣のかすみがうら市で,土浦市・かすみがうら市鳥獣被害防止計画が作成されていますが,この計画の今後の方向性についてお伺いいたします。 つぎに,幾つかの提案をしますので御答弁をお願いしたいと思います。 まず1点目は,土浦の来訪者へのPRです。土浦に来たられんこんを食べてもらう,知ってもらう工夫をしてください。平成25年の一般質問で取り上げたのですが,山口県岩国市に行政視察に行った際に,名物れんこん麺名物れんこんチップと書かれたのぼり旗が,お土産物の販売店に掲げられていました。また,れんこん懐石を売りにする飲食店もありました。本市でも駅を降りたらこのようなれんこんのぼり旗れんこん日本一のぼり旗を掲げ,駅からハス田まで土浦に訪れた人たちを誘導する企画や,れんこん料理を提供する飲食店のPRを実施してはいかがでしょうか。 2点目に,漢字で書くと蓮根ですが,蓮の根っこではなくて,漢字の蓮を恋という字にして,恋愛の恋,また,根を婚約の婚,結婚の婚に換えて縁結びの名前にしてはいかがということを提案しようと思ったのですが,平成29年に設置されました少子化対策室で,もうこのような土浦恋婚という,つちまる君がハートを持った形のものをつくって,婚活事業を実施しておりました。是非,こういうことを広げていっていただければと思います。例えば,間もなく訪れる3月14日のホワイトデーに向けて,この漢字を付けたクッキーを商品として販売すること,面白い企画だと思います。また,つちまる君がいる広場は恋婚広場ということで名付けて,先ほど言ったハートを手にしているようなこんなデザインもあるので,是非こういうものをつくっていただいて,出会いの場として,縁結びの場所として提供するのもれんこんPRの1つと,戦略となると思いますので,御提案をいたします。 3点目が,生産量だけではなく,れんこん消費量も日本一を目指す政策を検討してはいかがでしょうか。 以上で再質問を終わります。御答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(小坂博議員) 産業経済部長。  〔産業経済部長 佐藤亨君登壇〕 ◎産業経済部長(佐藤亨君) 篠塚議員,再質問をいただきました。お答えさせていただきます。 まず,鳥獣被害ということで土浦市・かすみがうら市鳥獣被害防止計画,これの今後の方向性ということでございます。 本計画につきましては,JAや両市,それから県の関係課などから構成されます土浦市・かすみがうら市農作物被害防止対策協議会というのがございまして,ここにおいて策定している計画でございます。この計画は3か年ごとに見直しを行っているというものでございます。今後におきましても,継続的に計画に定めた方針に基づきまして,かすみがうら市や関係団体と連携をしまして,鳥類以外にもイノシシ,それから,非常に増えておりますアライグマ,これなどに対するれんこんをはじめ,他の農作物の被害,これの検証などを行いながら,生産者の方への防御態勢などの啓発活動,こういったものを行うなど,あと捕獲を計画的に行い,被害の削減を目指してまいりたいと存じ上げます。 つづきまして,議員からそのほか御提案ということと,それに関する再質問ということで3点ほどいただいております。順次お答え申し上げたいと存じ上げます。 まず1点目の,来訪者の方に対するPRということでございます。 議員からも少しありました駅からハス田までということでございますが,本市を通りますりんりんロード,これは駅から近いというところでございますけれど,ここは御案内のとおり筑波山と霞ケ浦を望めるということで雄大な景色がありますが,さらに夏になりますと葉の緑と,それから白い花と,これがコントラストをなす壮大で,いわゆる幻想的なハス田を一望に見ることができます。それから水郷公園にある花ハスでございますが,これは色とりどりの花を咲かせるということでございまして,ここはほかでも見ることができないような品種もございますなど,本市にはもうすばらしいハスの風景がございます。そういった内外に誇れる本市のれんこんに関するスポットを活用するとともに,議員から御紹介いただきました岩国市の例をはじめ,食べてもらうことがやはり第一ということもございますので,他市の事例を参考にしまして,さらなる来訪者の誘客を図ってまいりたいと存じ上げます。 それから2点目ですね。れんこんについては御案内のとおり蓮根という字を書くところですが,そこに恋愛の恋と結婚の婚の漢字を当てて,いわゆる婚活などの活用,出会いの場を活用ということで議員からもありましたが,本市では少子化対策の担当部局において,土浦恋婚というタイトルで過去に婚活パーティーを行っておりました。議員のほうからそのほかその名前を利用して,縁結びのプレゼント,言わば縁結びの御利益品とすることや,恋婚広場という場所を設置し,出会いとか婚活などにつなげていってはという御提案がございました。これはれんこんに対する今までなかった恋愛結婚などというロマンチックなイメージでございまして,そういった新たなれんこんに対するイメージを創出し,さらに活用していくということも,非常に大事なのかなと考えているところでございます。 イメージづくりが大事というお話でございますけれど,御存じのとおりそもそもれんこんといえば,穴が通っていることで先を見通せるということで,見通しがよいと,れんこんイコール縁起物として,正月やお祝いなどに広く重用されているというところになったわけでございますが,これについては先人がつくってくれたれんこんのイメージが見事に定着しているというところでございます。今後は,本市におきまして若い方をはじめ多くの方のそういった感覚,意見も取り入れて新たな,見通しがいいとか,そういったものに追い付けるような,多くの方に受け入れ,愛されるれんこんのイメージづくり,またその方策の調査研究をしてまいりたいと存じ上げます。 3点目でございますが,生産量のみならず消費量のほうも日本一を目指す施策を展開していくという御質問でございますが,もちろん土浦市民が率先して食べてこそ日本一であると,これは存じ上げるところでございます。その中で消費拡大の1つとしまして,小さなお子さんのれんこん消費量がちょっと少ないと言われるところもございます。まずは,本市でも子供の頃かられんこんのおいしさに親しんでもらいたいということ,そのことが大切かと思われます。 折しも現在,基本である食べるということで,生きることの大切さを子供たちに学んでもらおうという食育,それから,地元の食材を地元の人が食べることにより,旬で,新鮮で,生産者の方を,顔が身近に感じることができる地産地消,その大切さが全国的にも叫ばれて,取組が非常に進められているというところでございます。そこで本市でもこの食育,それや地産地消の精神に鑑みまして,土浦で生まれ育った子供たちにも,ふるさとのれんこんが様々な料理や食べ方によりましてソウルフードとしていつまでも愛され,たくさん食べていただけるように,レシピ,おいしさ,それから非常に高い栄養価などにも,様々な方面から,子供たちをはじめ本市の方にれんこんを食べてもらい,消費拡大に結びつくようなPRの方法を検討してまいりたいと存じ上げます。 いずれにしましても日本一のれんこんによる様々な地域振興などにつきましては,分野横断とそれから多方面連携が必要でありますことから,再質問の冒頭,議員からもいただきましたが,土浦市役所総力を結集,これが必要でございますので,全庁一丸となって取り組んでまいりたいと存じ上げますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(小坂博議員) 通告のあった質問は以上です。口頭での通告はございませんでした。 それでは,これをもって一般質問を終結いたします。 暫時休憩いたします。   午前10時34分休憩  ──────────────────────   午前10時45分再開 ○議長(小坂博議員) 休憩前に引き続き会議を再開します。  ──────────────────────
    △日程第2.議案第27号ないし日程第7.議案第32号 ○議長(小坂博議員) これより日程第2議案第27号令和3年度土浦市一般会計補正予算(第16回)ないし日程第7議案第32号令和3年度土浦市水道事業会計補正予算(第2回)を,会議規則第35条の規定により,一括して議題といたします。 この際,提出議案の説明を願います。市長。  〔市長 安藤真理子君登壇〕 ◎市長(安藤真理子君) ただいま上程されました追加議案につきまして,順次御説明申し上げます。 議案第27号から議案第32号までの補正予算につきましては,例年第1回定例会で提出しております事業の完了による減額補正や,国庫支出金の精算,交付金等の決定に伴う補正を併せて計上するものであります。 それでは2ページをお願いいたします。 議案第27号令和3年度土浦市一般会計補正予算(第16回)について。 今回の補正額は,歳入歳出それぞれ27億6,614万6,000円を追加し,総額を604億8,955万9,000円とするものであります。 3ページをお願いいたします。 歳入の主な内容につきまして,1款市税は決算見込みに基づき計上するもので,総額で7億6,271万3,000円,3.5パーセントの増であります。感染拡大の影響による減額を当初予算において見込んでいたものの,見込みより堅調であったため,市民税が大幅な増となっております。 2款地方譲与税から11款地方特例交付金は,国,県からの交付見込み等に基づき増額または減額するものであります。 12款地方交付税は交付実績により増額するものであります。 14款分担金及び負担金は,児童デイサービス介護給付費負担金の増などによる増額であります。 15款使用料及び手数料は,児童クラブ育成料の減などによる減額であります。 16款国庫支出金は,橋梁定期点検事業費社会資本整備総合交付金などが事業費確定により減となるものの,国の補正に伴う小中学校の長寿命化改良工事費交付金や,スポーツ施設整備事業交付金,保育士等処遇改善臨時特例交付金の計上などによる増額であります。 17款県支出金は,障害者自立支援給付費負担金の増などによる増額であります。 18款財産収入は,各基金の利子の計上であり,19款寄附金は,民生費寄附金等の増額であります。 20款繰入金は,協働のまちづくり基金繰入金の減などによる減額であります。 22款諸収入は,後期高齢者医療療養給付費負担金精算金や,土浦・かすみがうら土地区画整理一部事務組合負担金剰余金の増などによる増額であります。 23款市債は,急傾斜地崩壊対策事業費債などが事業費確定により減となるものの,国の補正に伴う長寿命化改良工事の各学校施設整備事業費債や体育施設整備事業費債の計上により,増額するものであります。 つぎに,歳出の主な内容につきまして御説明申し上げます。5ページをお願いいたします。 1款議会費は感染症拡大により,会議や視察を見合せたことによる旅費などの減額であります。 2款総務費は,衆議院議員選挙費や県知事,県議会議員補欠選挙費の減額など,事業費の確定や実績見込みに基づく増減であります。 3款民生費は,国の方針に基づき,保育所職員等の処遇改善を実施するための私立保育園等処遇改善臨時特例事業などの計上のほか,障害者自立支援給付費支給事業の増額など,事業費の確定や実績見込みに基づく増減などであります。 4款衛生費は,新治広域環境クリーンセンター解体事業費が増額となった一方で,感染症拡大により,検診受診者数が当初の見込みより減少したことによる健康増進事業費の減額など,事業費の確定や実績見込みに基づく増減であります。 5款農林水産業費は,担い手確保及び農地集積化事業費や,農業近代化対策事業費の減額など,事業費の確定や実績見込みに基づく増減であります。 6款商工費は感染症拡大により,開催を見送った各種イベントの感染症対策経費の減額など,事業費の確定や実績見込みに基づく減額であります。 7款土木費は,常名虫掛線街路事業費や道路新設改良事業費の減額など,事業費の確定や実績見込みに基づく増減であります。 8款消防費は,消火栓付け替え工事負担金の減など,事業費の確定や実績見込みに基づく減額であります。 9款教育費は,国の補正に伴う小中学校長寿命化改良事業費や,新治運動公園整備修繕事業費などの計上に伴う事業費の増額のほか,事業費の確定や実績見込みに基づく増減であります。 10款公債費は,昨年度末に実施した繰上償還に伴い不用となる元利金を減額するほか,借入利率の高い市債を繰上償還するための元利金の計上であります。 7ページをお願いいたします。 第2表繰越明許費につきましては,道路新設改良事業,小学校長寿命化改良事業など,年度内の完成が見込めない33事業,総額27億5,519万3,000円の繰越措置をするものであります。 9ページをお願いいたします。 第3表地方債補正につきましては,国の補正に伴う事業の追加及び事業費や国庫補助金の確定に伴い,4事業の限度額を変更するものであります。 つぎに,特別会計につきまして御説明いたします。43ページをお願いいたします。 議案第28号令和3年度土浦市駐車場事業特別会計補正予算(第1回)について。 補正額は,歳入歳出それぞれ835万6,000円を追加し,総額を1億4,064万9,000円とするものであります。 歳入については,繰越金を増額し,歳出については,財政調整基金積立金を増額するものであります。 50ページをお願いいたします。 議案第29号令和3年度土浦市国民健康保険特別会計補正予算(第3回)について。 補正額は歳入歳出それぞれ2億2,264万6,000円を追加し,総額を145億1,559万3,000円とするものであります。 歳入については,繰越金などを増額するほか,特定健診等負担金などを減額するものであり,歳出については,財政調整基金積立金を増額するなどの増減であります。 58ページをお願いいたします。 議案第30号令和3年度土浦市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2回)について。 補正額は歳入歳出それぞれ6,847万7,000円を追加し,総額を21億4,201万3,000円とするものであります。 歳入については,現年度分特別徴収保険料などを増額するものであり,歳出については,後期高齢者医療保険料納付金を増額するなどの増額であります。 65ページをお願いいたします。 議案第31号令和3年度土浦市介護保険特別会計補正予算(第4回)について。 補正額は歳入歳出それぞれ846万8,000円を追加し,総額を121億8,359万2,000円とするものであります。 歳入については,介護給付費準備基金繰入金などを増額し,現年度分特別徴収保険料などを減額するものであり,歳出については,介護予防・生活支援サービス給付費負担金を増額するなどの増減であります。 74ページをお願いいたします。 議案第32号令和3年度土浦市水道事業会計補正予算(第2回)について。 今回の補正は,茨城県水道普及促進事業補助金の補正であり,水道事業収益278万4,000円を増額し,総額を35億6,130万4,000円とするものであります。 以上で,追加上程されました議案の説明を終わります。御承認を賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(小坂博議員) 以上で,上程されました議案の説明は終わりました。  ────────────────────── △全議案に対する質疑 ○議長(小坂博議員) それでは,これより日程第2議案第27号令和3年度土浦市一般会計補正予算(第16回)ないし日程第31議案第26号市の境界変更に伴う財産処分に関する協議についてを,会議規則第35条の規定により,一括議題として全議案に対する質疑を行います。 議案質疑の通告がありましたので発言を許します。 3番吉田千鶴子議員。  〔3番 吉田千鶴子議員登壇〕 ◆3番(吉田千鶴子議員) 皆様,こんにちは。公明党の吉田千鶴子でございます。 通告に従い,議案質疑をさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 議案第13号令和4年度土浦市一般会計予算,第9款教育費,第1項教育総務費,第2目事務局費,第7節報償費,いじめ防止事業講師謝礼並びに第12節委託料,スクールロイヤー委託料について。1点目,新規事業の目的,それぞれの事業の概要等をお伺いいたします。 2点目,新規事業化に至った背景と,最も重視する観点についてお伺いをいたします。 ○議長(小坂博議員) 教育長。  〔教育長 入野浩美君登壇〕 ◎教育長(入野浩美君) おはようございます。 吉田千鶴子議員の議案質疑,議案第13号令和4年度土浦市一般会計予算の第9款教育費,7節報償費,いじめ防止事業講師謝礼並びに12節委託料,スクールロイヤー活用事業につきまして,新規事業の目的,それぞれの事業の概要など,そして,2つ目として事業化に至った背景,最も重視する観点につきましてお答えをいたします。2つの事業がございますが,それぞれの事業ごとにお答えをさせていただきます。 まず,いじめ防止事業講師謝礼についてでございます。 背景としまして,本市におきましては,いじめ根絶のためにこれまで道徳を中心に指導を行ってまいりました。しかしながら,近年,いじめの認知件数につきましては,やや上昇傾向の状況でございます。これは全国的にも同じようにいじめの認知件数が上昇傾向にございます。ややもすると,いじめが多くなってるのではないかという,嫌いもございますが,これは見方としては,学校側がしっかりといじめのことについて関心を持って,認知に向けて努力をしている,尽力をしていると,そういう見方を私どもはしてございます。大切なことはいじめの認知件数を勘定,計算する,数えることではなくて,そういった小さないじめから,未然防止を図る,なくしていくという,最終的にはそこを目的に事業を考えていくことが大切だと考えております。 目的でございますが,児童生徒がいじめの問題を自分のこととして捉え,考えて,あるいは議論することにより,正面からこの問題について向き合うことができるように,実践的な取組が必要であると考えております。 そこで,事業の概要でございますが,市内全中学校,義務教育学校の7年生,いわゆる中学1年生を対象としまして,弁護士が各クラスにおいて,法令的な側面からいじめ予防授業を行います。弁護士が例えば裁判例などの実例を示しながら,人権を守ることの大切さ,重要性,そして,いじめの法律上の扱い,例えば,刑事罰の対象となり得ることや,不法行為に該当して損害賠償責任が発生することなどにつきまして,分かりやすく説明をいたします。もちろん法的な面からこのいじめの人権問題等につきましては,教員が日頃から道徳などを通して教育をしているわけですが,また,子どもたちの理解を進めるためにも別の切り口から,法的な面からアプローチをすることは大変有効だと考えております。 期待する成果といいますか,重視する点でありますが,このようないじめ予防授業を通して,いじめの加害者,こういった言い方はあれかもしれないですけど加害者,そして被害者が,当事者がおりますが,そのほかにも周囲には大勢の,傍観者と言っておりますが,そういった子どもたちがおります。そういった子どもたちがいじめを,見て見ぬふりをしないで,自分のこととして捉えることで,いじめを抑止する力や,友達同士の関係づくりが構築されるものと,重視をして期待しているところでございます。 つづきまして,もう1点,スクールロイヤー委託事業についてお答えをいたします。 まず,背景でございますが,現在学校では虐待,あるいはいじめ,それから貧困,学校事件への対応のほか,保護者の多様なニーズに対応するため,法律の専門家の相談を必要とする機会がとても増加をしている状況でございます。そこで,目的としましては初期対応の段階において,あまり複雑にならない段階において予防的に弁護士等,弁護士に限らず,弁護士の資格を有している人ですね,弁護士登録しない方。例えば裁判官OBであるとか,大学の先生なども該当すると思います。そういった弁護士などに関わってもらうことで,速やかな問題解決を目指すものであります。 事業の内容でありますが,スクールロイヤーによる訪問相談を基本的に行います。様々な問題を速やかに解決できるよう,学校や市教育委員会が,面談や電話,メール等で,スクールロイヤーに相談できる体制を構築いたします。また,スクールロイヤーが保護者及び関係者と学校との面談に同席をしまして,中立的な立場から法的な見解について,保護者に説明をする業務を想定しているところでございます。さらに,スクールロイヤーを講師として,管理職を対象に教員の研修会なども考えてございます。 スクールロイヤー事業の最も重視する観点でございますが,最終的にはスクールロイヤーが,学校あるいは教職員の負担軽減というところの考え方があるようですが,私としては最終的な目標としては,スクールロイヤーのこういった事業が子どもたちの健全育成を図り,子どもの最善の利益を保障することではないかなと,そういうふうに考えております。 近年,先ほども申し上げましたが子どもたちを取り巻く問題は大変,いじめ,貧困,虐待等,様々な要因が複雑に絡み合っている,そんな状況にございます。ややもすると,申し上げたとおりスクールロイヤーは縦割り的に,相談や調整といったことになりがちでありますが,非常に問題が複雑化している中にあっては,そのほかの,もちろん教職員も含めてスクールカウンセラー,あるいはスクールソーシャルワーカー,福祉の関係,スクールカウンセラーは心理の関係ですが,それから地域の方々,学校の教職員等を含めて,それぞれの分野の専門家などが連携して,いわゆるチーム学校として,学校の教職員だけではなくてチーム学校として,子どもたちをサポートすることが大変重要であると考えております。したがいまして,チーム学校の一員である,そういったスクールロイヤーが法務の専門家として指導,助言をするだけではなくて,そういった学校関係者と意見交換,あるいは情報共有を行うことで,迅速な初期対応と継続的な支援をしていけるのではないかなと思っております。 まだまだ国のほうも含めて,県も含めて,この事業は若い事業といいますか,始まったばかりでございます。言わば未成熟な事業であるのかなと思っておりますが,したがいまして,新規事業で,可決をしていただけるならば新年度からこの事業を進めながら,またさらに実施をしながら充実を図っていくような,改善策も含めて検討してまいりたいと,そのように考えております。 以上です。 ○議長(小坂博議員) 3番吉田千鶴子議員。  〔3番 吉田千鶴子議員登壇〕 ◆3番(吉田千鶴子議員) 教育長,るる御答弁いただき,ありがとうございます。 1点,再質問させていただきたいのですが,ちょっと分からなかったところなのですが,子どもの最善の利益を守るという,これが大きな目的という,考えるという,全く私自身も同感をするところでございますが,そのことについてもうちょっと詳しく教えていただければありがたく存じます。 ○議長(小坂博議員) 教育長。  〔教育長 入野浩美君登壇〕 ◎教育長(入野浩美君) 再質問にお答えをいたします。 私の答弁の中で,スクールロイヤーの大きな目的の1つとして,子どもたちの健全育成を図り,子どもの最善の利益を保障するとお答えをいたしました。このことについて,ちょっと付け加えさせていただきます。 ちょっと脱線をするかもしれませんが,今学校のほうでは教員の働き方改革ということで,学校の先生が非常に働き過ぎて人材確保も,土浦に希望する教員がいない,あるいは県の採用試験で教員が,小中学校ですと1.8倍を切ると。言わば言葉は悪いですがウエルカム状態だというような,そういう誤解の表現もなされております。ややもすると働き方改革は,学校の先生の負担を軽減するためと言われておりますが,そうではなくて最終的に先生方が余力のある時間を,人間らしい時間をつくって,そして研さんして,本来の教材研究や,あるいは子どもたちの学級だよりにしっかりと取り組む,子どもたち一人ひとりによく目配りをすると。そういうふうに最終的には学校教育,いろんなことを今いろいろ教育改革して進めておりますが,子どもたちの本当にあるべき教育の姿,こういう変化が激しい時代に生きていく子どもたちに何が必要かと。直接に向き合う家庭と同様に向き合う必要がある教員が,どのように指導をしていくかというところが私は大切だと思っております。 この問題につきましても,最終的には,昨日も目黒議員からロイヤーの話が出ました。子どもの福祉のためというふうなことで私もまさに同感だと思います。最終的にはいろんな,外部識者も含めて,部活動指導に,全て子どもたちのためということなので,それが学校側の管理の負担軽減,先生方の負担軽減というところで誤解を生ずるようなことではなくて,最終的に子どもたちが元気に笑顔で学校生活を営んでいける,そういったところを軸足にしながら,誤解のないようにこの事業を,学校の関係者もロイヤーも,私どもも進めていく,そういう思いで申し上げた次第でございます。言葉が足りないかもしれません。 以上でございます。 ○議長(小坂博議員) 14番鈴木一彦議員。  〔14番 鈴木一彦議員登壇〕 ◆14番(鈴木一彦議員) 14番,鈴木一彦,議案質疑を行います。 昨日,一般質問で十分議論は尽くしました。今日は,今回この項目に挙げたところは,これは安藤市長の新規事業,また主要,とても大切な事業ですので。議案第13号令和4年度土浦市一般会計予算の主要事業,大切と思われるところの概要をお伺いするという質問でございます。 まず,第2款総務費,第1項総務管理費,第10目事務管理費,第12節委託料,土浦市デジタルトランスフォーメーション計画策定委託料についての概要の説明をお願いいたします。 つづきまして,第3項戸籍住民基本台帳費,第1目戸籍住民基本台帳費,第17節備品購入費,キャッシュレス決済機器。これは値段ですね,中心に答えていただきたいのは1台当たりの値段。予算から見てざっと1台300万円ぐらいのものなのかなと。そうすると,一般的に考えてコピー機や,コンビニエンスストアに設置されてるレジが300万円だとすると3台設置されているコンビニではレジだけで900万円かかるというような計算で,そんなに高いものなのかなあという疑問がございますので,その辺の説明をお願いいたします。 つづきまして,第6款商工費,第1項商工費,第2目商工業振興費,第18節負担金補助及び交付金,土浦市産業祭開催補助金,ITオフィス環境整備補助金,企業誘致奨励金,企業立地促進補助金。今,2番目から3番目の部分,これはよく説明をして,市民の皆さん又は進出してくる企業の皆さんが分かりやすいような説明をお願いいたします。 1番上の土浦市産業祭開催補助金320万円。昨日,一般質問でも言いましたが土浦市新治商工会の補助金,1年間で300万円。産業祭,何日やるか忘れましたが,数日間で320万円なので,その内訳のところ,説明をしていただきたいと。 第7款土木費,第4項都市計画費,第1目都市計画総務費,第12節委託料,スマートインターチェンジ設置検討調査委託料,第4目土地区画整理費,第12節委託料,インターチェンジ周辺地区事業化検討調査委託料,これも市長の目玉の施策となるところでございますので,詳細なる説明のほうをお願いいたします。 以上です。 ○議長(小坂博議員) 市長公室長。  〔市長公室長 川村正明君登壇〕 ◎市長公室長川村正明君) 鈴木議員の議案質疑,議案第13号令和4年度土浦市一般会計予算,第2款総務費,第1項総務管理費,第10目事務管理費,第12節委託料,土浦市デジタルトランスフォーメーション計画策定委託料についてお答えをいたします。 現在,地方自治体においては,国が主導的に行うデジタル社会の構築の推進に足並みをそろえ,自らが行う行政サービスについて,デジタル技術を活用して,住民の利便性や業務効率の向上を図ることが求められているところでございます。このような中,本事業は行政サービスのデジタル化をさらに加速させ,市民の多様なニーズに応える行政運営を全庁的に展開できるよう実施するものでございます。 具体的には,一つ目として,市全体の方針の決定及び庁内推進体制の確立。二つ目として,この方針の内容を受け,定型業務の業務フローのヒアリング等を行いまして,自動化,省力化できる業務に対し,RPAやAI技術等を導入するというものでございます。 当委託料につきましては,これら二つの業務について,委託業者の支援を受け,実施をする事業でございます。 以上でございます。 ○議長(小坂博議員) 市民生活部長。  〔市民生活部長 塚本隆行君登壇〕 ◎市民生活部長塚本隆行君) 私からは,第2款総務費,第3項戸籍住民基本台帳費,第1目戸籍住民基本台帳費,第17節備品購入費,キャッシュレス決済機器等についてお答えをさせていただきます。 キャッシュレス決済機器等の予算につきましては,市民課の業務である住民票等の発行の際,手数料の授受による新型コロナウイルス感染症の感染リスクを低減させ,さらに,多様な支払い方法を可能にすることで,市民の利便性の向上につなげるための,キャッシュレス決済用の端末機及び端末機と連動する自動釣銭機レジを導入するものでございます。 現在,窓口における手数料の取扱いは現金のみでございますが,機器の導入によりクレジットカード,電子マネー,QRコードでの多様な支払いが可能となります。 備品購入費の内容につきましては,決済用端末機7台及び自動釣銭機レジ7台の購入費でございます。総額といたしまして2,028万6,000円を計上しており,1台当たりの内訳としては,キャッシュレス決済端末機が12万3,000円,端末機と連動する自動釣銭機レジが277万5,000円です。機器の導入につきましては入札により選定してまいりたいと考えております。 なお,このキャッシュレス決済事業の導入につきましては,新型コロナウイルス感染症対策事業として,国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用するものでございます。 以上でございます。 ○議長(小坂博議員) 産業経済部長。  〔産業経済部長 佐藤亨君登壇〕 ◎産業経済部長(佐藤亨君) 鈴木議員の議案質疑,議案第13号令和4年度土浦市一般会計予算のうち私のほうからは6款の商工費,2目商工業振興費,18節負担金補助及び交付金,土浦市産業祭開催補助金,ITオフィス環境整備補助金,企業立地促進奨励金,企業立地促進補助金のそれぞれの内容につきまして御答弁申し上げます。 まず最初に,土浦市産業祭開催補助金につきましては,10月開催予定の第46回土浦市産業祭についての補助金でございまして,こちらについては実行委員会への補助でございます。 実行委員会の支出のほうの内訳でございますが,こちらについては主にイベントの設営費等の支出でございまして,テント等の会場の設営費,それから警備等の委託料等でございます。こちら産業祭につきましては,生産者,販売者との交流を深めて,市内産業の振興,発展を図ってまいりたいと存じ上げます。 つぎに,ITオフィス環境整備補助金でございます。 こちらはAI,IoT,それからロボット産業などの新たな成長分野に関わるIT関連企業等の市内へのオフィス移転を促進し,質の高い雇用の場を創出するために,市内の空きオフィス物件の所有者または空きオフィスの物件に進出する企業を対象に,OAフロア,それからインターネット環境などのオフィスのIT化にかかる経費に対する一部に対し200万円を上限に,補助対象経費の2分の1を補助するというものでございます。 つづきまして,企業立地促進奨励金についてでございます。 こちらにつきましては,企業誘致による産業の活性化と,雇用機会の創出を目的とした事業でございまして,市内に新たに立地する企業又は既存施設を増設する企業を対象に,新規で課税した固定資産税及び都市計画税相当額を奨励金として3年間交付するものとなっております。 また,企業立地促進補助金につきましては,企業立地ニーズの高い県内の競合地域に対抗できるよう,さらなる起業支援優遇策に重点を置きまして,事業内容を拡大するものでございます。 これまで市内に新たに立地する企業又は既存施設を増設する企業を対象に,インフラ整備にかかる経費の10パーセント,新規3,000万円,増設1,000万円を上限とした助成としておりましたが,来年度からは対象経費のほうを敷地整備費,それから土地家屋,償却資産の取得などにかかる費用にまで広げまして,補助の上限額につきましても,新規の場合は1億円,それから増設の場合は5,000万円と引き上げるものでございます。 なお,これらの優遇制度につきましては,今後様々な機会を捉えながら,積極的に周知し,本市産業の振興等に寄与してまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いします。 以上でございます。 ○議長(小坂博議員) 都市政策部長。  〔都市政策部長 船沢一郎君登壇〕 ◎都市政策部長船沢一郎君) 私からは鈴木議員,議案質疑にございました,議案第13号令和4年度土浦市一般会計予算のうち,歳出2点について,御答弁のほうさせていただきます。 まず,1点目でございます。第7款土木費,第4項都市計画費,第1目都市計画総務費,第12節委託料,スマートインターチェンジ設置検討調査委託料について,御答弁のほう申し上げます。 スマートインターチェンジにつきましては,市民生活の利便性の向上,地域生活の充実,地域経済の活性化など,様々な効果が期待されておりますことから,本市における設置可能性について,令和2年度より検討調査を行いまして,土浦境線への接続を最適案の候補といたしましたことは御案内のとおりでございます。 令和4年度につきましては,ランプの形状などを検討するための予備設計と,予備設計を実施する際のベースの図面となります設置候補地周辺の測量図,いわゆる地形図を作成する予算を計上させていただいております。これらの作業の中で,周辺地区への影響や,より広く整備効果を得られる形を十分に精査しながら,準備段階調査箇所選定に向け,国,県,NEXCO東日本,つくば市等の関係機関との連携を図るとともに,整備に向けた取組を進めてまいりたいと考えてございます。 つづきまして,御質問の2点目,第7款土木費,第4項都市計画費,第4目土地区画整理費,第12節委託料,インターチェンジ周辺地区事業化検討調査委託料について御答弁のほう申し上げます。 インターチェンジ周辺地区土地利用促進事業につきましては,昨年度,交通アクセスに優れる常磐道東におきまして,産業系土地利用の可能性が見込まれる候補地を抽出し,法規制,土地利用状況,インフラの整備状況について整理を行い,今年度,産業系土地利用の可能性を把握するため,民間開発事業者へのヒアリング調査を行い,高い評価を得ました桜土浦インターチェンジ周辺地区を産業用地として検討を進めており,1月には地権者の皆様を対象に説明会を開催し,これまでの市の取組状況や検討内容,先行事例の紹介などを行いました。 新年度は,これまでの調査結果を基に,街区,緑地,道路,公園,排水施設等の概略図のほか,土地利用計画,公共施設等の整備に向けた基本計画の策定に加えまして,引き続き説明会や勉強会を開催するとともに,地権者の皆様の意向調査を実施,合意形成に取り組んでまいりたいと考えてございます。併せまして,将来的に進出が見込まれる首都圏の製造業や,物流の民間企業に対しましてアンケート調査を実施し,立地ニーズの把握に努めるものでございます。 つきましては,早期事業化に向けました合意形成に鋭意取り組み,桜土浦インターチェンジ周辺地区における広域交通ネットワークを生かした,産業発展を促す拠点整備を促進してまいりたいと考えておりますので,御理解をお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(小坂博議員) 通告のあった質疑は以上です。 そのほかございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小坂博議員) ないようでございますので,議案に対する質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております各議案は,なお詳細なる調査研究の必要があると存じますので,会議規則第37条第1項の規定により,配付してございます議案付託区分表のとおり,各常任委員会に付託いたします。  ────────────────────── △日程第32.休会の件 ○議長(小坂博議員) つぎに,日程第32休会の件を議題といたします。 お諮りいたします。本日,本会議終了時から3月22日までの期間を,各委員会の審査等のため,休会とすることにいたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小坂博議員) 御異議なしと認め,さよう決しました。 以上で本日の議事日程は終了いたしました。  ────────────────────── △次回の日程報告 ○議長(小坂博議員) それでは,次回の日程を申し上げます。 次回は3月23日(水曜日)午前10時から,本会議を再開いたします。 本日の会議はこれにて散会いたします。慎重なる御審議,誠にありがとうございました。   午前11時29分散会...